2009年4月2日木曜日

2009年のセレスティー

待ちに待ったセレスティーの新作が出た。なぜ待ちに待っていたかというと、前のアルバム「Motal Mind Creation」がタイヘン良かったのだがヴォーカルだけがドヘタだったからだ。ドヘタではあるが、面白いヤツではあった。磨けば光る玉だが全然曇ってて緑青とか吹いてフジツボもたかっているかナという感じだった。コレが次作でどう成長するかがタイヘン楽しみだったのだ。

で、その「Vendetta」という新作を買ってみたがうーんだった。前作はどの曲もウタメロにメリハリがあったのだが、今回のはなんかナイ。ヴォーカルはというと前ほどドヘタな印象はなくなった。きっと練習したんだと思う。それはヨイ。だが意地悪い考え方をするとウタメロが、ヤツでもついていけるほど単調になったのかも知れない。

1曲だけ、「Fading Away」というのがセレスティーらしいメリハリの効いた曲で、ウタメロが始まった瞬間から「コレなんですョコレ、なんでいつもこう来ないんですかね」とうそくさい野球解説者のようなことを言ってしまった(ひとりごとで)。

ただそれがセレスティーらしいというのはワタシの考えだけで、見方によっては「ポップくさい」と言われてしまうメロディーなのかも知れない。クワイヤとかオケとか使って荘厳かつ粛々と進めるのが彼らの趣向なのかも知れない。となるとアルバムの良い悪いではなく、単に好みの問題なんだろうな。

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