2009年3月17日火曜日

野村胡堂

コンピュータ技術の解説はやはり威勢良くパンパーンと行くのがいい。そんなワタシのレトリックの出所は中学高校と読みふけった野村胡堂の「銭形平次捕物控」だ。10巻くらいあった文庫本を何度も読んだものだ。今持っていないのも、風呂の中でまで読んだのでボロボロになってしまったからだ。

最近それをまた読みたくなって再び買おうとアマゾンで探したが、以前の出版物はもう出ていない。そのかわり傑作選の新装版というのが光文社文庫から1冊だけ出ていた。文庫本は500円ちょいだが代引き手数料と配送料で1200円かかった。アホだ。

読んでみたがやはり素晴らしい。3行(ガラッ八のセリフと親分のセリフ、そしてナレーション)で魅せられる。これだ。我が著作物のオリジンとなるべきはこの文体だ。でも厳密に考えると江戸時代の文体じゃなくてこれが書かれた昭和初期の文体がいいということになるのだが。以前の出版物は中古では出ているようなので、後日大人買いしよう。そして確定申告のときに資料として必要経費に計上しよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿