2009年1月8日木曜日

発掘

知らないミュージシャンのアルバムを入手して聴いてみるのはなかなか抵抗がある。だがその抵抗を乗り越えて素晴らしい楽曲に出会うことができれば世界がひとつ広がる。

素晴らしければ、だ。ワタシが「知らない連中だが、良さそうだな」と思って入手すると、どうもスカるものが多い。試聴すれば、とおっしゃる向きもあろうが、ワタシという人間は数回聞き込まないとその良さがわからないことが多いし、試聴が提供されないマイナーなものに手を出してしまうこともある。

「ヴォーカルが独特」という評があったがただヘタなだけじゃねぇかとか、「デビューアルバム」と書いてあるので買ってあとから良く見たら「日本でのデビューアルバムで、本国ドイツでは8年のキャリア」とか書いてあって、聴いてみたらこれを8年間日本の聴き手が注目しなかったのはなるほど正しかったと納得させられる出来だったりと、聴くたびにアルバムの終わりを待ってしまうようなことが4,5回続くと打ち止め、ハードオフさんなどにご提供することになる。

でも最近は2件良いものに出会った。ひとつは「Andromeda」というスウェーデンのバンドの「Immunity Zone」。これは「ヤングギター(シンコーミュージック発行)」のレビューのピックアップではないアルバムの筆頭に挙げられていたので買ってみた。最初の印象は偽ドリームシアターという感じだったが3回くらいきくと違いがわかってきて、ギターもテダレだし、最近愛聴のひとつになっている。
もうひとつは「Pagan's Mind」の「God's Equation」。これは「Firewind」の名盤「Burning Earth」でえらく上手かったドラムの人がいるバンドなので買ってみた。実は全然期待してなくて、バンド名にどうもシマリがないしジャケもなんやチープだし、でもこれも「ヤンギ」で評価がよかったので、じゃあ少なくともギターはいいんだろうと思って買ったら意外にも、ちょーっと垢抜けないけどサビなどもキチンとした飽きさせない曲作りで、これもヘビロテのひとつになっている。そこでこれからも自信を持って新たな作品の発掘に挑みたいと思っている。

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