2009年1月26日月曜日

ダイナモ

前にも一度書いたかも知れないが、ワタシは手でレバーをニギニギしてダイナモを動かして点灯する懐中電灯を持っている。これ、高校のときのキャンプ用に買ったものだが、そのとき友達の間で取り合いになった。最近は近所のコドモの間で取り合いだ。
友達もコドモたちも特に構造が気になるわけでもなく、ただニギニギして点灯するのが楽しいらしかった。今考えてみると、これは縄文時代とかに木の棒をすりすりして火を起こしていた人間の太古の意識が受け継がれているのではないかという気がする。

ワタシはどちらかというと「電池切れを気にしないですむ」のが主な理由だ。だから時計も自動巻きが好きだったし、学生時代乗ってた自転車のライトはやっぱりダイナモにこだわった。

なにせ高校のときであるから、このダイナモ懐中電灯、もう30年近くになるがまだ動く。フィラメントも切れていない。所詮人のニギニギ程度の動力だから、あんまり明るくないのが幸いしているのかも知れない。

夜出ることの少ないワタシだが、たまに買い物忘れて愉快にコンビニとかいうことになると、暗くなってから外に出ることもある。そのときにはこのニギニギが必須だ。
近所には一応外灯はあるのだが、ワタシはこれで少し先の道を照らすようにしている。自動車や自転車に、なにかいるゾと注意を促すためだ。
また最近はなにかと物騒なので、このニギニギ動作とダイナモの回るワッシャワッシャという音で周りを威嚇する効果も想定している(あるかどうかは不明)

でもこのダイナモ壊れたら、もう新しいのは買えないだろうなー。うちの夫は妻が威嚇のために妙な道具を持って歩くのを好まないので、この前もコレを持って行こうとするのを見とがめられ、LEDのボタン電池で小さくてクリップで挟めて二段式のランプでもっと明るいのを持って行けと渡された。それはそれでとってもカッコよくて便利なヤツだ。それをあくまでワッシャワッシャの薄暗いのが欲しいと言い張るのもなんかガキみてぇでカッコ悪いから言えないもんなー。

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