2009年1月25日日曜日

電卓

関数電卓を買った。最近大学で授業を聴講しているので、それで使うのだ。ケータイだのPDAの電卓機能をどーの言うより大人なんだから使うつってんだから買え!て誰にも言われていないが自分に言い聞かせて買ったわけである。

小学校のころチビッ子なんとか日本一みたいなテレビを見て、なんの取り柄もないチビッ子だったワタシは、「電卓計算日本一」というチビッ子が出てきたのに「ケッそろばんや暗算ならともかく、電卓なんて日本一も脇坂寿一もあるもんかい」て、すみません脇坂さんすみません激烈応援してますから、ただ語呂合わせで使わしていただいただけなんですが、とにかく電卓計算技能というものをハナっから軽視していたが、それは大きな間違いだとあとで気づいた。

もし、試験かなんかで、

1 多量の計算用紙、電卓なし
2 電卓のみ、計算用紙なし

の、いずれかの環境を選べと言われたら、ワタシは躊躇なく1を選ぶ。

なにせ電卓というのはウィンドウがひとつしかない。それも答えしか出ない。今自分が正しいキーを押したか、演算順序は正しいのか、頼るは自分の記憶力のみだ。

計算用紙があれば、ちょっとした関数でも平方根くらいは計算方法を教わっているし、たとえば30の立方根なら3と4の間だろうと見当はつく。

だから、電卓を高速で打ち、正しい答えが出せるというのは、暗算とは使う脳の機能が違うだろうけれども、判断力だの瞬殺力だの(ねぇよ)、平常では眠っている機能が確実に呼び出されているに違いないのだ。

もっともただ打つ速度を上げるだけなら、脳の同じところばっかり使うので発達に制限はあるかも知れない。だが「どうすればヘムト秒でも速く打てるか」「あの解析解を電卓で求めるにはどうすればいか」とか毎日考え抜いて夜寝ていてもアイディアが浮かんだら電卓を叩き始めるような生活をしていれば、その脳は限りない発達を遂げるのではないだろうか。

もっとも今のところワタシがそれをやるという予定はちょっとない。また、今そういう日本一が競われているかどうかはわからない。でも一昨年とか確定申告のときに無料相談で相談にのってくれた税理士さんの電卓の速さは、見事だった。

関数電卓としては本当はピンクとかキテーちゃんとか描いてるカワイイのが欲しかったのだが、黒かシルバーしかなかったので黒いのを買って、自分でシールかなんか貼ってカワイくしようかと思っている。

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