この前から読み方を研究していた「デジタルカメラ」だが、今日、ようやく感じがつかめた。
デジタルカメラのシャッター速度を調整してみましょう
というような文を、より耳障りでない形で朗読するという問題だ。
全体的に、低い音調で、音の高低はなるべくなくして読むのがよい。
音ではなく、強弱や微妙な緩急で区別をつけるのが、大人の読み方なのだ。
「デジタルカメラ」はこの文の中でもっとも低い音調として始め、「デジタルカ」は抑揚をほとんどつけない。「メラ」でさらに音調を下げるが、「の」は下げすぎない。
「シャッター速度を」は「デジタルカメラ」より、少し高くする。「シャッターそ」も抑揚をつけるとガキっぽくなってしまうので厳禁。
この文でもっとも音調が高くなるのは、意外にも「調整してみましょ」だ。抑揚はないが、心から「調整してみたい」という思いを込めて読む。
調整してみましょ
シャッターそ う
デジタルカ く
メ どを
ラの
という感じだ。
吉永小百合さんの朗読姿をイメージしながら読むとさらによい。
ただ、この読み方でデジタルカメラの露出補正について知識が深まるかどうかは謎だ。実際、今日はこの調子で1ページほど朗読し、大変いい気分で読めたが、何の話だったかあまりよく覚えていない。
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