朗読で「露出」もまた「ろすつ」「ろひつ」などになってしまい読みにくいが、もちろんうまく読めるように露出補正の本を買ったわけではなく、シャッター速度優先とか絞り優先とか露出補正とかISO感度ってナニと思ったから買ったのである。
カメラや家電やパソコンを売る大手量販店に行ったらカメラ以外にも写真関係のいろいろな機材のカタログがあって面白そうだからもらってきたのだが、その中にセコニックという会社が出している「露出計」というもののカタログがあった。読んでみたらただ機材の紹介だけでなく「なぜデジタルカメラ全盛の今、個別の露出計が必要なのか」を詳細に説明してあるタイヘン面白い内容だった。
たとえばデジタルカメラの自動調整では撮影範囲のいろいろな被写体の明るさ(F値)を計算に入れて絞りやISO感度を調整するので、電球のように特に白く光る部分があると全体が暗くなるように調整されてしまうし逆もまた真になってしまう。そこでプロの人はいろいろな箇所の実際のF値を露出計で測って、もっともバランスのよい明るさを自分で決めるんだそうだ。他にも環境光とフラッシュを焚いた場合の違いとかいろいろ説明があった。
だいいち、カメラの内蔵露出計というのは構造上反射光式というヤツになっていて、これだと被写体の色によって反射光の明るさが違うのに影響されるらしい。でも露出計を別に用意すると直接当たる光を測定することができる。
そーいや上記のデジタルカメラの露出補正にもその話は書いてあったが、露出計側の話を読んで、理解が進んだ気がした。
ワタクシごときが露出計を入手して使用するようになるなんてのはまだまだまだ先のことだろうが、タイヘン面白いカタログだった。なにより、ワタシのような者が面白いと思うカタログを作るという同社のやる気が感じられた。
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